2022.11.30 発売 NARC-2181/6 ¥25,000 (税別)
¥27,500 (税込)

令和4年度文化庁芸術祭 レコード部門 芸術祭大賞

人間国宝 野村峰山
初代中尾都山~都山流尺八楽の軌跡~

【曲目】
ディスク: 1
1【月】夕月 2【月】慷月調 3【月】湖上の月 4【月】峰の月 5【月】寒月
ディスク: 2
1【彩】若葉 2【彩】青葉 3【彩】紅葉 4【彩】磯馴松
ディスク: 3
1【水】岩清水 2【水】五十鈴川 3【水】青海波 4【水】平和の山河
ディスク: 4
1【朝と光】朝霧 2【朝と光】朝の海 3【朝と光】朝緑 4【朝と光】春の光 5【朝と光】海辺の夕映
ディスク: 5
1【風と夜】春風 2【風と夜】木枯 3【風と夜】朝風 4【風と夜】霜夜 5【風と夜】夜の懐
ディスク: 6
1【和】八千代 2【和】頌和楽 3【和】新生 4【和】練習曲 第一編 第一番 5【和】練習曲 第一編 第二番 6【和】練習曲 第一編 第三番 7【和】鶴の巣籠

【演奏者】

野村峰山(尺八独奏)
櫻井咲山、佐藤将山、川村葵山、渡辺紅山、藤原道山,長谷川将山,田辺頌山、設楽瞬山、坂田梁山、石垣征山、中島孔山、吉越瑛山、瀧北榮山、友常毘山(以上尺八)
、菊央雄司(胡弓)、篠崎史紀(ヴァイオリン)

【録音】2018年12月/2019年3月、6月、9月、12月/2021年3月
紀尾井小ホール

令和4年度文化庁芸術祭 レコード部門 芸術祭大賞
【授賞理由】
明治4年の普化宗廃止後、混沌とした尺八界で頭角を現し大流派を確立した初世中尾都山。彼の本曲全曲のCD化と音楽的な分析をも試みた意欲的な解説および数種の楽譜校合を経た五線譜は、都山流本曲の全貌を明らかにし、その伝承のみならず、西洋音楽の導入によってダイナミックに変動した日本近代音楽史の研究に大いに資するものである
<プロフィール>
野村峰山(尺八)
 父の手ほどきで尺八を学び、鈴木鶯山師、坂鋼山師の指導を受け、のち初代山本邦山(人間国宝)に師事。1975年、高校在学中に第1回都山流尺八本曲コンクール全国大会にて金賞受賞。都山流尺八准師範、師範検定試験共に首席登第。NHK邦楽技能者育成会22期卒業後尺八演奏家を志す。
 尺八ソロリサイタルや、野村祐子(箏)とのジョイントリサイタル、峰山会「竹の響きシリーズ」文化小劇場芸術公演などを開催。小松長生指揮「ノヴェンバー・ステップス」や、ヴィバルディ「四季」、山田和樹指揮、文化庁「本物の舞台芸術体験事業」に尺八ソリストとして演奏のほかオーケストラとの共演多数。世界尺八フェスティバル「2008年シドニー・2012年京都・2018年ロンドン」に招待演奏。チェコ・プラハ国際尺八フェスティバル2017に招待演奏、リサイタルを開催、マスタークラスの指導。また、作曲、NHKTVドラマ演技指導や、「野村正峰作品展」「山本邦山作品集」をはじめとするレコーディングや、放送、「野村峰山作品集」「Hozan Quartett 尺八七変化」などのCDを発刊、以後続編制作に取組中。
 平成6年度文化庁芸術祭賞、愛知県芸術文化選奨文化賞、都山賞、平成26年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、令和2年芸術選奨文部科学大臣賞受賞など多数受賞。
 東京藝術大学(2015~16年度・2020~2022年度)・愛知県立芸術大学・名古屋芸術大学非常勤講師として将来の音楽家を目指す後進の育成に努めている。
 公益財団法人都山流尺八楽会竹琳軒大師範、副道場長、本曲講士、検定員、試験問題作成委員(2017~18年)、現代邦楽作曲家連盟会員、日本三曲協会会員、愛知芸術文化協会会員、尺八「1979」「新しい風」メンバー、都山流邦山会会友、都山流尺八峰山会主宰、都山流尺八峰山会「竹の新撰組」音楽監督、一般社団法人「日本尺八演奏家ネットワーク」JSPN代表理事、重要無形文化財「尺八」(各個認定)保持者。

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